追い焚きの浴槽に浸かっちゃダメ!
このところ、数年でお風呂の追い焚き機能が普及されています。昔からあった機能ではありますが、オール電化住宅の普及につき、エコキュートや電気温水器フルオートタイプが、拍車をかけている感じです。
そもそも、追い焚きにした理由として、節約という部分が大きいと思いますが、電気代やガス代、水道代は確かに経済的になります。でも、この世の中、何かが良くなるとその代わりにどこかに弊害が出てしまうもの・・・上手くいかないものです・・・
その結果の弊害が、お湯を新たに給水しないで、現状の少し冷めたお湯を沸かし直した方が安くお湯を作れるっていう発想から追い焚きがあります。
と言う事は、追い焚きの給水口から出て来たお湯は、今浸かっている冷めたお湯をポンプで給湯器のボイラーに戻し、温め直しそのままの状態のお湯が浴槽に戻って来るって事です。
お風呂に浸かる前に体を洗っても、人がお湯に浸かると老廃物や残留皮脂汚れもお湯に溶け込んでしまいます。また、入浴剤を使用していれば、その成分やカスが「追い焚き」の配管の中に残留して、常時湿気の中にある場所なので、カビや雑菌が繁殖してしまう環境となっています。その汚れた配管内部を通過して浴槽に雑菌を流し込んでしまう結果です。
新築のお家でも、常に3~4人で「追い焚き」を使用していれば、半年位でも洗浄すると汚れが出て来ます。
女性の方だと、お肌のケアをしていても、配管内部に潜む雑菌で肌荒れを起こす事もありますし、敏感肌やアトピーの方に良くない雑菌も生息しているので、注意が必要です。
機械はアフターメンテが必要です。追い焚きの仕組みをきちんと把握して、適切なメンテナンスで安心して使用して頂きたいと思います。
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